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これはプリズムリバーの解散、

そして再結成に至る三日間のお話。

頒布情報 2018年5月6日

第十五回博麗神社例大祭

た46ab 太田ユリ

​B6判/144ページ/800円

 

執筆者 アン・シャーリー

    保冷剤

    H2O

               Pumpkin

表紙  くろ

挿絵  りく   

    鳩里

    poteimo

敬称略 

​contents

『ティアーズ・イン・ヘブン』

 Pumpkin

 ​プリズムリバー楽団の新メンバー。私たち家族の間に入り込んできた他人。私は何を思い、何を奏でればいいんだろう? 私の生は戸惑いばかりで、その度に私は問いかけてしまう。……決して答えを返してはくれない、私たちの妹に。

『パープル・すみれ団の混乱』

 Anne Shirley

プリズムリバー楽団の解散報道はまたたくまに幻想郷全土を駆け巡った。

泣き叫ぶファンたち。どよめく経団連。​そんな中、あの優秀な記者が解散の真相にたどり着く……そう、花果子念報の主筆にして、フュージョン・バンド『パープル・すみれ団』のベーシスト、姫海棠はたてである。

はたての報せを受け、激怒するすみれ団メンバー。八雲紫は決意する。

「私たちが、その再結成ライブに乱入するのよ!

 ブッ潰してやるわよ! そんなライブ!」

これは彼女たち、『パープル・すみれ団』の面々が、プリバの解散に際して起こした混乱の記録である。はたして彼女たちの行動が、再結成ライブに、そして幻想郷のポピュラー音楽史に何をもたらすのか、誰にも何もわからなかった……。

『堀川式ゴースト・イマンシペイション』

 保冷剤

​酒と薬に溺れていた堀川雷鼓はドラムとの出会いにより人生をやり

直すきっかけを得る。プリズムリバーと共にデビューを目指す彼女

だったが、かつて関りを持った麻薬組織が魔の手を伸ばし……

事件を嗅ぎつけた新聞記者、その恋人の元陸軍選抜射手、

リファナ王らが雷鼓を巡って激しく対立する、3日間の追走劇。

果たして、雷鼓は無事にライブステージに辿り着けるのか。

『カワズ』

 H2O

 

ライブを行うにあたって必要なものはなんだろう?

演奏者は必要だ。ファン、観客も必要だ。そして、会場を作り運営する裏方も重要な要素だ。ここまでで、演奏者やファンの話は出ている。だからこれは、裏方の話となる。

表舞台に憧れを持つ、自分勝手で世間知らずで我儘な裏方の河童の少女の話。華やかな表舞台には出てこない話。再結成ライブが行われるまでにあった、普段なら目立つことはない裏方のお話。

裏方もまぁ、大変なものです。

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